ろじひろば万代町

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ろじひろばのディレクター馬越重治氏の家づくりコラム

土地の選び方と家づくりのコツ

第1回

広い土地=自由な家?

広い土地=自由な家 と思われている方が多いと思います。確かにそういった部分もあるでしょう。しかしながら意外と制約されることが多いのが現実です。

一般的に整形に区画された分譲地では、そこを購入された方は、みなさん日当たりを確保しようとしてできる限り南面を空けようとして、東西方向に長く家を建てます。そうすれば、お隣同士の東西方向の建物間隔は狭くなってしまいます。それに加え、建物構造的に窓位置も同じような場所になったりします。そうなってしまった場合、窓を開けるとお隣さんとコンニチワのような状況になったりします。

建てるメーカーがお隣さんとおなじであれば、設計段階で配慮してプランしている場合もあったりしますし、お隣さんが先に建っている場合は、お隣さんの窓位置を避けて、プランニングしている場合もあります。しかしながら、何も考えずに造ってしまい、出来上がってから「あれ」と思う場合もあるようです。そうなってしまったら、その窓はずっとカーテンを閉めておかなければならない窓になってしまします。

南面にお隣の区画がある場合、意外と大変です。お隣さんの北面(こっちにとっては南面)には、給湯器があったり、物置を置いていたり、勝手口があったり、しかも勝手口があるということは、生ごみ用のゴミ箱があったりします。お隣さんにとっては家の裏面ですから、表に比べ気を使っていない場合が多いと思います。自分の家のリビングからそれらが丸見えということもあったり、生ごみを捨てに出てきたお隣の奥さんとコンニチワということもあったりするでしょう。お隣の方が気を使って目隠しの塀等を造っている場合は問題ないと思いますが、お隣さんの良心次第といったところです。

では、南面にお隣の区画がないような区画(いわゆる南面道路の土地)を選べば良いという話になりますが、逆に北面にあるお隣さんのために目隠しの塀を建てたりしなければならないということになります。また、南面に面しているリビングはいろんな人が行きかう道路に面していますから、塀を建てるとか、リビングのレースのカーテンをずっと閉めておかなければならないということになってしまいます。

みなさんも、住宅地を歩くときに注意してみてください。道路に面したリビングはずっとレースのカーテンがかかっていることが多いです。(あんまりまじまじと見ると良くないですので、気をつけてください)塀を建てれば防犯上良くないし(この件は今度の機会に)目隠しの植栽は、水やりもしなくちゃいけないし、剪定もしなければいけないし、落ち葉の掃除が大変だし、なかなか簡単に済む方法がありませんね。

すごく大きな土地を塀でぐるっと囲って、セキュリティを万全にすれば、いろんなことに気を使う必要もないと思いますけど、とんでもないお金がかかりそうなお話なので、なかなかお勧めできません。
住み始めてから「あれ」と思うことの多い意外な点でした。


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